お知らせ

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7月2日(土)Relax Snowsurf Shopはお休みします
冬の間、朝丸帰りの僕のお腹を満たし、冷えた身体を温めて、元気を与えてくれてもらっている片品村の”ナナイロ食堂”さんの畑にカシス摘みのお手伝いに昨年に続きまた息子と行ってきます
摘み取ったカシスはジャムとなり美味しいガレットなどに包まれて来シーズンみなさんのお腹にお邪魔することでしょう…

7月3日(日)は通常営業14時から21時までの営業となります
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こしみず日記



6時半に家を出るときは雨、上部大橋を群馬へ渡り走ると道は徐々にドライに

冬の間、週2〜3日通う県道69号から赤城山の裏側を抜けるルート根利
朝丸で通い慣れた道、週半分の通勤路。。
薗原ダムから老神温泉、そして吹割の滝まで走ると黒い空から大粒の雨が落ちてきた
丸沼方面に近づくと雨粒はさらに大きくなる
ナナイロ食堂に到着すると、横浜、品川ナンバーの車がすでに到着していた

白銀の世界から緑色に変わったナナイロ食堂の風景
ぼーっと窓の外の雨を眺め、心地よい川のせせらぎの音を聞きながら紅茶をいただく
巣からツバメが飛び出していくその先の空が明るくなり始めた
午前9時から曇りマークとなっていた天気予報が珍しくあたった

支度をしてナナイロ畑へ
いつもお世話になっている遊楽舎の真裏の細い道を下っていくと、自分の手で開墾したという山の斜面にある畑には想像していたよりも多くのトマトを栽培するビニールハウスが並んでした
このハウスも仲間と一緒に立てたという

シーズン中にいただいているあの美味しいハヤシライスはここで大切に育てられたトマトを煮込んで作られているものだ
あの味
生産者であり、それを料理として提供してくれている柳澤夫妻の想いと愛情を強く感じることができた

参加者とハウスの横を下りカシス収穫の場所へ移動する
どこにカシスが、カシスの木とは??
そこまで歩いて来た真横に、そして目の前にあったのがカシスだった?これか…
そこに小さな黒光した実がたわわになっている無農薬のカシス
そこそこ寒い地域でしか栽培が難しいらしく、生産の9割が青森、その他はほぼ北海道だという
この木も北海道から取り寄せたもの
農薬も殺虫剤も使ってないので実をひとつ口に入れると、ブルーベリーなどとは違い、甘みもなくえぐ味が口の中に広がる
ぼくはカシスのシャーベットが好きであの酸味がたまらなく好きだ
あの酸味はこれなんだな

腰から胸くらいの高さのカシスの木、収穫用のカゴを椅子代わりに腰掛けた姿勢で作業ができる
幾つかの実を掴みもぎ取ろうと少し力をかけるとぽろぽろと簡単に房から採れる
それが難しい、、手からこぼれ落ちてしまわないように注意するけど、そのうちの幾つかがこぼれ落ちてしまう

息子は彼なりに一生懸命自分の手で収穫して楽しんでいた
そろそろ飽きてきたな。。と思った矢先、収穫したカシスを入れたザルが傾いた。。そして土の上にばら撒かれた
一度落ちたカシスは雨上がりの土や草にまみれ拾い上げるのことがとても大変
せっかく実ったこのカシスを無駄にしたくなく二人で拾った

村のスピーカーから昼を告げる音楽が流れる
朝が早かったので息子はお腹が空き時間を何度もなんども聞く
数日前に「働かざるもの食うべからず」という言葉を覚えてきたばかりの彼にはその意味が良く理解できたと思うが如何に…

参加者で収穫したカシスの実を軽トラックの荷台に集めるとかなりの収穫量
あの人数で約2時間半
これを一人、二人でやることを想像すると
一人が収穫した分で約5瓶のジャムができるという
あれだけ採っても加工すると少しになってしまう
食べたらあっという間だ

ナナイロ食堂へ戻ると店の中からカレーのいい香りが風に乗ってくる
バターチキンカレーと牛スジのカレーを拵えてくれていた

サラダも新鮮できれいに盛り付けがされている
両方のカレーをいただきたいのでご飯を少なめに先ずは牛スジのカレーをいただく、、
さらさらしていてトマトの甘みがあるあっさりとした味、牛スジがよーく煮込まれていて柔らかくプリプリで美味しい
そして、バターチキンカレー、少し欲張ってチキンを多めに
こちらもトマトをふんだんにつかわれて煮込まれているようで、旨い!!
朝丸帰りにもカレーメニューがあったらと思う
ハヤシライスにするか?カレーにするか?何にするか?選択肢が増えるとまた悩みも増えるだけなのか?

お腹いっぱいになった息子は、外でバッタを捕ったり、ツバメを見たりぼくと挌闘したり…夏のナナイロを楽しむ

そしてデザートが
スコーンとアイスクリームにホイップとカシスのジャム
ぼくが卵とバニラビーンズのアレルギーなので卵をつかっていなヨーグルトベースのさらっとしたアイスと卵をつかわないで作ってくれたスコーン
嬉しいはからいを

このスコーンの味も食感もまた美味しい、ホイップクリームとカシスをつけるとまたまたこれがなんとも最高なデザート

お腹いっぱい

カシスの収穫、ぼくらがどれだけ役に立ったかわからないけど、ここまでいただくとかえってわるかったような

店を休んで収穫に参加させてもらったのは、息子に収穫する体験だけではなく、それがどのように調理され、また自分の体に入ってくること、すべての流れを肌で感じてもらいたかったから
今回は生産者の思いや愛情も感じてもらえてのではないかと感じています
自分で収穫したカシスがこれからジャムに加工され、スノーボードに行った帰りにナナイロ食堂で食べるクレープに入っているジャムになるということ
あそこで柳澤夫妻が大切に育てたトマトでつくられた美味しいハヤシライス
調理され出てくる美味しい料理が誰の手でどうつくられているのか?それを考えてもらえればと思って

食だけではなく、ぼくらが着ている衣類のことも
ただ買う。ただ食べる。美味い。安い。かっこいい。流行ってる。だけではなく、その背景や生産者の思い、環境についても深く考えるきっかけになってくれればと
口にするもの、身につけるもの

どうお金をつかうか?誰にお金をつかうか?なぜそこで買うのか?
そして、時間も。。
言葉や活字では伝わらない何かが伝えることができればと

柳澤さん、本当にありがとうございました
今度は菅沼のSUPの帰りに寄らせていただきます

ナナイロ食堂は7月末までお休み
8、9月は日曜日の営業となるそうですよ






こしみず日記

今日も朝丸

偶然センターハウス前で13、4年ぶりにスキー場で会った先輩スノーボーダーと一緒に滑りました
T.Tの98年ファーストプレス1/10枚の現役の柿Tとぼくが大好きなミズメ×木曽ひのきT.T

あの頃と現在、このシーンの余りにも変わった環境
良くなったこともあれば、そうでないことも山積している

山帰りに立ち寄るナナイロ食堂の薪ストーブの温もりと心のこもった温かい料理をいただきながら素敵仲間との時間が流れた
ぼくに出来ることをただやり続けて行くしかないと…こたえなんかない

また滑りましょう!たのしかったです

T.Tは今もあの頃も変わらず素晴らしいオーラを放つ
ぼくも変わることなく、あの頃と同じように

『やっぱりさぁー、誰かが憎まれても悪者になんなきゃダメなんだよな』その言葉には深みがあり、この時代にそのような人が少なくなっていることをあらためて感じとることができた

ビジネスともなれば自らが憎まれるようなことなどせずドライになるだろう
ぼくはいつまでもビジネスマンにはなれない不器用者だ

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