こしみず日記

もう何年前だっただろう、光ヶ原のCATサービスが始まって数年経ったころ、竹内さんとのお話でRelaxツアーをやりたいと話したのは…
なかなか予定を組めないこの性格のため、ずるずると10年は経ったと思う

昨年末、四半世紀のお付き合いになる先輩の豊田みつぐくんとの話の中で、この光ヶ原の話が出て今シーズン必ず1回はやろうということで日程の調整をしやっとこの日を迎えることとなった

日本海側を通る小さな低気圧が発生し雨になるかも…
しかし、低気圧の動く速度が遅く、ピークからは日本海が見えるくらい視界は良い
雪のコンディションも表面がサンクラストする一歩手前の表面を走る雪と北斜面はまだスプレイが舞うほどのクオリティーが残っていた

地形はぼくがイメージしていた光ヶ原とは違った
オープンだけではなく、メローもあれば、深い沢もあり、50度くらいの急斜やシュートも…バリエーションが豊富だ
その時の雪のコンディションや参加者のスキルをよく見てくれてのポイントチョイスをしてくれる

僕:「じゃあ、ぼくは一番最後でいいですよ」
豊田くん:「こしみっちゃんはねぇ、ここ」
その斜面の入り口まで一緒に滑り降りると
豊田くん:「こーゆーの好きでしょ!うす〜い沢ねっ」
さすが先輩

僕の好みがお分かりというか、自分も好きな地形だということだということでしょう

そして、ツアーラストに豊田くんがチョイスしたポイントの”サンセット ”
今シーズンは初滑降だったようだ

尾根から斜面を覗き込むと45度から50度はある斜面に3本のシュートが見え、その先は扇状に裾が広がっている
それまでお客さん優先だった自分にスイッチが入ってしまい、ヘッドガイドの豊田くん、次に女性、そして小清水が手を上げてドロップ

気温が上がりアンモナイトが発生する斜面だけど、面はいい
シュート入り口までスピード、ラインコントロールをしてレフトの壁にTTを駆けあがらせピークでテールをスラッシュさせながらライトへのラインを整えてフォールラインへとノーズを落とし込む瞬間にTT165特有の一気にトップスピードでそのラインを滑空しライトのバンクへ張り付き舐めるように今度はシュートボトムの扇状のオープンへとさらにスピードを上げて落ちていった

TTに乗ってきて、これほどまでに狙ったスピードと左右の面へのラインコントロールができたのは初めてだったと思うほどの爽快な記憶に残る1本となった

朝丸でのあのスピードで硬いR地形をやってきたので、今回はまるでスローモーションのように思えた

そこからベースまでの緩斜面CATロードでもkossymixはまたよく走った

竹内さん、豊田くん、スタッフのみなさん本当に楽しい一日をありがとうございました
来年からはRelaxツアーとして恒例化していきたいと考えていますのでよろしくお願いします

参加者の足並みを揃えることで、さらに良い斜面へと導いてくれることは間違いない
しっかり底上げをして準備しておきますよ
それが個人ではなくShopにできることだと思います

まだまだある斜面、ポイント、雪質や天気
これを全て知り尽くすにはどれだけ通えばいいのだろうか?


ブナリッジ出口 右:小清水/左:豊田くん
25年前のあの頃のように楽しい一日でした
ありがとうございました!

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