定休日を月曜日にしたことでやっと行くことができた『深谷シネマ』。
旧深谷シネマは、iconの試写会や上映会で何度かつかわせてもらったこともあったけど、七ツ梅酒造跡に移転後ははじめて。
それにしても味がある、旧中山道から入ると、まるで小学生のころの昭和の世界にタイムスリップしまったかのようだ。
思い返せば、こんな煙突や煉瓦の壁、木造建築が街のあちこちにあり、その中を自転車で走り回り、駄菓子屋めぐりして瓶ペプシやミリンダ飲んで深谷もんじゃを食べていた。
そんな建物が、映画のセットのようなリメイクでなく、今もそのまま保存されていたことがすごい。
そして、そこを抜けて行くと深谷シネマがある。
全国でも稀な、酒蔵を改装した映画館。
あじがあります。
上映する作品は、新しいものというはけではなく、そこへ訪れる人達からのアンケートによって、そのさきの上映作品が決まっていくというやりかたらしい。
これがいいのだ。
昨日は、比較的新しい『英国王のスピーチ』、上映開始 前になると、続々とお客さんが入場し、ほぼ満席に近い状態になり、
館長の竹石さんがマイクを待ち挨拶と上映時間や 注意事項などのお話があり、上映のブザーが鳴る。
またこの感じがいい。
ブランケットや座布団などの貸出しなどの温もりあるサービス、これが商売の基本。
あたたかくほっこりした時間を過ごすことができた。
映画館から出ると、深谷らしい厳しい熱風が吹いていた。
小さな規模だけどレトロな無料休憩所などもあるので、Relaxへおこしの際は昭和を歩いてみたらどうでしょう。
そして、ここで上映会とかのイベントが出来るといいなぁ。。。