こしみず日記

火曜日、戸倉HIGH FIVEのGPG

この日のみんなのチョイス

HORNET,HP ROCKET FISH,SPOON FISH 152,MOUNTAIN RACER

このような森にはこのような板がとても楽しい、そして安全に

こしみず日記

2/15、HIGH FIVE MOUNTAIN WORKSのガイドでスプリットボードでの谷川岳の芝倉沢へのツアーを計画していた
2週間ほど前、代表の沼野くんから電話「スプリットツアーの件で相談があるんですけど…」と
今年の雪の降りかたからするとこのハイシーズンの谷川エリアでのリスクが高いので他の場所に変更しましょうか?という提案
ぼくも場所には一切こだわらないので、安全に楽しめればどこでもOKということで別のポイントに変更することにした

2/14、新たに手に入れたこのTT160 CHOPSTICKの調整をしようといつもの丸沼へ行こうとしていたけど、天気図をみるとこれは…
変更して戸倉に
関越の赤城高原あたりから猛吹雪になり、その降り落ちる雪の密度が濃い
いつもの沼田とは全く違う景色で、同じ時間帯でもあたりはうす暗い
なにか不気味な感じで、今日は朝はこないのかと心配になるほどの暗さ、そして降りしきる雪
R120はスタックする車が続出、やっとの思いで鎌田の交差点を左折するも、ノロノロ運転は続き、岩鞍の入り口手前からは全く動かなくなる

どうにか無事到着し朝が来た。。
スプリットで少し滑って様子をみてみたが特に問題はなかったので、他の板に履きかえて、HIGH FIVEのGPGへ午前のみ参加させてもらった
参加者の多くは見たことある人たちだった
みんなと楽しい時間、素晴らしい森を滑り、260円握りしめてあのバスルートで昼過ぎに戻り終了
ナナイロ食堂であたたかい食事をいただき夕方前にRelaxへと戻る
一時的に雪と風は落ち着いた様子を見せたが、これは一時的なものだという判断で、15日のBCは中止として戸倉の森でGPGプラスαへと変更するとこにした

一夜明け15日
朝の関越の渋滞を回避するため根利ルートからのアプローチ
昨夜からの積雪が凄すぎて、道の除雪が間に合っていない
それでもルート根利にはそれなりのドライバーしか通ることはないのでほぼ予定通りに老神温泉のところからR120へと出ることができた
しかし、昨日の昼過ぎにはアスファルトが見えていた国道は数十センチの新たな雪、そしてまたスタックする多くの車たち
岩鞍の入り口渋滞は昨日よりもひどく動かない

降り過ぎ

ゲレンデは昨日以上の積雪でターンができないほど
危険だ

遅めのスタートでスプリットでGPGコースを滑る
が、さらに深すぎて板が浮いてこない、ほとんどターンもできない
午前ラストは、森の奥へ滑り込み、そこからスプリットで歩いてハイクアウト

フレンドリーのモツ煮定食で体を温め午後
午後もスプリットでGPGコースを滑る
午前よりも気温も下がり少し走る雪になった
すこしターンできる
午前ラスト、第6を降りて少しだけ降ったことろで歩行モードに切り替えて更に奥の森へと入る準備をする
その途端、吹き荒れる突風、風速20mはあっただろう視界はほとんどない
そんな中でシールを貼る作業
ここはコース上だから不安は無いが、これが山の上だったとしたらと考えると恐ろしくなった
森に入りこむとそれまでとは全く違った優しい森が僕らを受け入れてくれた
こんなに深い雪の中を気持ち良くスプリトで歩いた
気持ちがいい
滑り込む斜面で滑る準備をするために板を外すと、足がズボッと落とし穴に落ちたかのように胸あたりまで埋まってしまった
これでスタックしたらどうなってしまうのだろう。。
想像通りターンはほぼ無理な状況
森から沢を渡り林道へと抜けにもほんの少しの登り返しが辛い
どうにか雪深い森から脱出してスキー場に戻るころにはもう暗くなり始めていた

わかりきった庭のような場所でもあれだけの積雪があると思うようにはいかない
何かあったとしても大丈夫な場所だとわかったいても軽く不安はよぎる
これがバックカントリーだとしたら…

深雪、猛吹雪、突風、時間、そして道具

箱庭のような場所で、このような悪条件でのスプリットのトレーニングはとても貴重な経験をすることができた
これが山だったら…
参加された人たちも天気を読むことの大切さを教えてもらえたと思います

道具はしっかりと調整と慣れ、メンテナンスをしっかりやっておかないと大変な目にあってしまいますね

今回のメンバーで春のあそこへ行くことができたらいいですね
そのための良いトレーニングをありがとうございました
それまでの天候、雪などのコンディションの変化、そしてこれからの予測をしての行動、いい一日をありがとう!

こしみず日記

2月4日(水)からRelax Snowsuf Shop冬物セールを開催します
patagonia、ARC’TERYX、NORRONA、HOUDINI、BURTON、SP、HEAD…など
※一部Sale対象外商品もあります

こしみず日記

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なにを最優先するべきなのか?
これまでの習慣や勢いは果たして自分にとって正しいものなのだろうか…
次の冬の展示会が続いているこの季節に真剣に考えてみる

流れから離れ岸に立つ

あの川の流れ着く先にはなにが待ち構えているのか?

ぼくの苗字は『小清水』
小さな清水、ようは泉のようなもの

今の自分に大切なのは泉をつくることなのかと考え、その時に出来ること、その時にしか出来ないことを優先してみようと思う

明日はこれのテストには最適かと
これがぼくの仕事

こしみず日記

もう何年前だっただろう、光ヶ原のCATサービスが始まって数年経ったころ、竹内さんとのお話でRelaxツアーをやりたいと話したのは…
なかなか予定を組めないこの性格のため、ずるずると10年は経ったと思う

昨年末、四半世紀のお付き合いになる先輩の豊田みつぐくんとの話の中で、この光ヶ原の話が出て今シーズン必ず1回はやろうということで日程の調整をしやっとこの日を迎えることとなった

日本海側を通る小さな低気圧が発生し雨になるかも…
しかし、低気圧の動く速度が遅く、ピークからは日本海が見えるくらい視界は良い
雪のコンディションも表面がサンクラストする一歩手前の表面を走る雪と北斜面はまだスプレイが舞うほどのクオリティーが残っていた

地形はぼくがイメージしていた光ヶ原とは違った
オープンだけではなく、メローもあれば、深い沢もあり、50度くらいの急斜やシュートも…バリエーションが豊富だ
その時の雪のコンディションや参加者のスキルをよく見てくれてのポイントチョイスをしてくれる

僕:「じゃあ、ぼくは一番最後でいいですよ」
豊田くん:「こしみっちゃんはねぇ、ここ」
その斜面の入り口まで一緒に滑り降りると
豊田くん:「こーゆーの好きでしょ!うす〜い沢ねっ」
さすが先輩

僕の好みがお分かりというか、自分も好きな地形だということだということでしょう

そして、ツアーラストに豊田くんがチョイスしたポイントの”サンセット ”
今シーズンは初滑降だったようだ

尾根から斜面を覗き込むと45度から50度はある斜面に3本のシュートが見え、その先は扇状に裾が広がっている
それまでお客さん優先だった自分にスイッチが入ってしまい、ヘッドガイドの豊田くん、次に女性、そして小清水が手を上げてドロップ

気温が上がりアンモナイトが発生する斜面だけど、面はいい
シュート入り口までスピード、ラインコントロールをしてレフトの壁にTTを駆けあがらせピークでテールをスラッシュさせながらライトへのラインを整えてフォールラインへとノーズを落とし込む瞬間にTT165特有の一気にトップスピードでそのラインを滑空しライトのバンクへ張り付き舐めるように今度はシュートボトムの扇状のオープンへとさらにスピードを上げて落ちていった

TTに乗ってきて、これほどまでに狙ったスピードと左右の面へのラインコントロールができたのは初めてだったと思うほどの爽快な記憶に残る1本となった

朝丸でのあのスピードで硬いR地形をやってきたので、今回はまるでスローモーションのように思えた

そこからベースまでの緩斜面CATロードでもkossymixはまたよく走った

竹内さん、豊田くん、スタッフのみなさん本当に楽しい一日をありがとうございました
来年からはRelaxツアーとして恒例化していきたいと考えていますのでよろしくお願いします

参加者の足並みを揃えることで、さらに良い斜面へと導いてくれることは間違いない
しっかり底上げをして準備しておきますよ
それが個人ではなくShopにできることだと思います

まだまだある斜面、ポイント、雪質や天気
これを全て知り尽くすにはどれだけ通えばいいのだろうか?


ブナリッジ出口 右:小清水/左:豊田くん
25年前のあの頃のように楽しい一日でした
ありがとうございました!

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