こしみず日記

昨年11月、軽井沢で滑ったあと、町田に採寸しに行きオーダーしたフレーム。
移植ができたということで昨日Relax開店前に取りに行って来た。

当初完成するまでに6ヶ月の予定が、結果8ヶ月。
完成までに時間があったので、悩む時間もたくさん、デザイン、カラーには本当に悩んだ。

デザイン、カラーを決めて、圭吾くんに相談しながら選んだパーツやラグが一台の自転車となって自分のもとに。

圭吾くんは、数年前、ニセコの新谷さんのもとで仕事を手伝い、アンヌプリのゲートにも立っていたので、このブログを見てくれている方もニセコのゲートで合っている人も多いのではないでしょうか?

去年、CHERUBIM就職が決まるまで、一緒に自転車に乗っていた時間が長く、16歳くらいからRelaxに来てくれていて自分も好みを良く知っている。
もちろん、ロードバイクに関しては、CHERUBIMのオーナーがショールムの仕事を一任するほど頼れる存在。
あとは、ビルダーに小清水の好みを彼のフィルターを通して伝え、ビルダーがそれを基づき設計、パイプの太さや厚さや曲げ具合などを…

そんな人に頼んだバイクに、今朝初乗りした。

自転車を預けてから約1ヶ月半くらい乗ってなかったので、筋力は落ちて運動不足気味だったこのからだ。
にも関わらず、2時間ほどのライドで疲れがほとんどない。

今まで使っていたバイクと比べると、”しなやか ”でバネがある、乗りはじめは柔らかく感じたけど、乗るツボが少しづつわかり始めるとそのしなやかさとバネを利用しての加速、ソフトタッチでのターンいやカーヴィングとスナッピング気味の伸びと抜け。
フロントフォークがしなやかで、路面のウネリをしっかりキャッチして逃がしてくれる、今まで前乗りしていたことに気がついた。
スノーボードで前足を雪面、斜度にそっと合わせるだけでターンの導入をするのと同じ。
まるで、12モデルのベビーマンタレイ (ターコイズ)のような気持ちよさ。

それと、このフレームだからこそ得られるブレーキング性能。フレーム以外はほぼ今までのバイクからのパーツ移植なので良くわかる。
ブレーキ最高です!

これは、乗りこなせるようになったら相当楽しいだろう。

自分の手足の長さや、体重、好みのライディングにあった乗り物最高です。

圭吾くんありがとう。
そして、今野さんありがとうございました。

怪我をしないように、無理せず楽しみます。
怪我のリハビリと、スノーボードのためのしなやかな筋力づくり 、それを楽しみながらできるなんて最高です。

これは、よくできたスノーボードのようです。

60歳になっても大事に乗っていたい鉄のバイク。
CHERBIMのブログでも紹介されました。引き取りの前日には、雑誌社がこのバイクの写真をたくさん撮っていったそうです。

こしみず日記


台風で予定してた山に行くことができず…
スノーヴァでも行こうか…
やっぱりRelaxに遊びに行こう

TNFの原宿店のI店長とスタッフが遊びに来てくれた。

もともと山に行く計画だったのに、Relaxに連れて来られ、GENTEMSTICKを見て聞かされ。。。
I店長から 『決まった?お願いしちゃいな!』

そりゃないよね。。脅しです。
でも、本人は本気で欲しいモードになってしまった。

いろいろ自分に言い聞かせるような言い訳を考えて独り言も。

『敷居が高いですし、GENTEM乗ってたら周りからの目が…乗れてないし…自分』

大丈夫、ターコイズベビーマンタレイ !自分が楽しめる板だからとフォロー

『押し売りする気はないけどさぁ、きっと楽しいよっ!』

I店長は、『決めちゃいなっ、まず3万円だから』
脅しです。。

でも、わかります。
Iくん、本当は自分がMAXFORCE欲しくて欲しくてたまんなくて、後輩の背中を押しながら、自分の背中を押してもらいたいんだよね。
でも、家庭がありますからね。。。これ以上は、家族会議で決めてください。

Iくん、MAXのデザイン渋いでしょ!
脅します。背中の押しますよ。

後輩くん、良い先輩持って幸せだね。
決めちゃいなっ!埼玉で待ってるよ。

こしみず日記

ノーズのラインがいい感じになってきた。

けど、3次元的にいろんな角度から見てみると、ノーズのノーズからサイドカーブに繋がるラインが良くない。
それと、のう少しノーズサイドにコンベックスをつけてみよう。。でもまたそうすると違うラインが 見えてくる。

テールは、アクセルキャンバー風なボトムラインを活かして、割れないくらいの不等厚の調整をして少しフレックスすると面白そうだ。。。

そろそろ反対側のシェイプに入ろうと思っていたけど、これが決まらないと次ぎにいけない。
いろいろ勉強になります。

こしみず日記

学生時代、パターン(型紙づくり)の授業のときに使っていた方眼定規。
卒業して約20年後、スケートボードから雪板へのリメイクで使うとは。。。
アームホールのRを書き出したり、ネックラインを書いたり…決まりきった雲形定規よりも、ストレートの定規を曲げたりねじったりして自分のイメージを自在に 作り出せる道具。
サイドカーブの少ないスノーボードが好きなのはこんなことから来ているのかと、今日あらためて気がついた。

線を書くのが好きなことも、再認識。

洋服も、平面の布をカットして縫い合わせて美しい立体を作り上げる。
そして、その選ぶ素材や縫製方法など、細部にわたり気を使い作り上げることで、着心地の良く、美しい洋服が出来上がる。

スノーボードも同じ、ボトムラインやアウトライン、そしてそれに最適な素材を選び、絶妙なバランスでそれを融合することで 最高の乗り物になる。
工場だけがよくても、デザイナーだけがよくても、それは出来上がらない。

コストや効率のことを考えれば 、それ以上のことはできずに諦めるしか無いのが現実という寂しいところも同じだろう。これで完成という完成形、正解は無い。
企業デザイナー時代は、その葛藤が苦しかった。良いものよりも、その価格に見合って売れるものをつくる。つくらされる。
まあ、当たり前の話しだけど。
作る側、考える側ってそうなんだ。

でも、今は幸せだ。
そこを妥協しないスノーボード、それを作り上げてくれる人と出会うことができた。

有名なアパレルショップ店長や店員さんにも良くいわれて来た『いいですね、好きなものを売れる店って』

こんな人生に感謝。出会って来たみんなに感謝。

去年、1/10スケールのTT160を削り出した時も思ったけど、こういう作業していると、いままで気がつかなかったことを見つけることができる。
次のシーズン雪の上で遊ぶのが、また楽しみになる。

毎年毎年、それはつきない。
だから25年もこの遊びを続けて来てしまったのだろう。。
四半世紀も。

正解なんて無い遊び、でもきっとそこには真実があると確信している。
あと20〜30年、最低でも四半世紀はこれを楽しめる体を維持したい。

一期一会を大切にして。

怪我でダメージを受けたところは、梅雨が開けた頃からだいぶ良くなって来ました。
いま7分くらいといったところでしょうか。
怪我をしてからの2シーズン、思うように滑ることも、みんなと出掛けることもできず、焦るばかりだった自分。

正直 、この店の運営が心配で心配で仕方がなかった。
そんな状況でも付いて来て、支えて来てくれた仲間、
無理をしなくても良い、焦る必要なんて無いと言ってくれた諸先輩方に、あらためて感謝の気持ちで一杯です。

本当にありがとうございます。

こしみず日記

使っていないスケートデッキをシェイプ、片側のボトムラインが見えてきた。

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