こしみず日記


SPバインディングをなぜ使っているか?なぜおすすめしているか?
簡単に言うと調整幅が大きいからです。
逆に言うとジャストなセッティングとフィッティングが出来ないと最悪になることもあります。
まあだいたいは問題なくそこそこ乗れるとは思いますが、せっかくなのでその機能を十分に活かせたら良いと思います。

RelaxでSPを購入された場合、だいたい一人当たり早くて15分、掛かる人で30分、それ以上の方もいます。
ただブーツにビンディングを合わせたセッティングだけではないのです。

まずは、道具同士を合わせる。
その後、実際に人間が足を入れると全然違う位置になってきたりすんです。そして更に動かしてみるとまた違う。

ブーツを履いてもらってビンディングを付けてもらい、スノーボードに乗った時の自分のだいたいのスタンスとアングルで立って屈伸をしてもらう。これでハイバックのフォワードリンやトゥーストラップ等の位置決めをする。

おもしろいのが、このときにその人がどのようにスノーボードを操縦しているかがほぼ分かる。。。
乗るポジションや重心位置、足首の使い方など。他にもいろいろなことが。

せっかくなので、そこでその人の骨格や筋肉の付き方や足首や膝の稼動域をみて、さらに乗りやすそうなアングルを見つけ出して、ビンディングのセッティングの微調整をする。
そして、重心を置く場所や重心の落とし方のアドバイスをさせてもらうと、見違えるように良いポジションに乗れる人も多い。

初心者だとか上級者だとか、セッティング慣れてるからということじゃなくて、それを一緒に探る出していく作業です。これはなかなか一人ではできないです。

昨日も一人、そんなことをやっているうちに、すぐにそれを試したくなってしまった人も。。。
きっとより滑りやすく、安全で怪我もしづらくなるでしょう。
そして楽しく。

オレはここだとか、この角度だとか決めてかからないことが大切です。
先シーズンの自分の体とは違う自分になっている方が多いんです。

ひとつひとつのパーツとしてみるのではなく、ヒトとブーツとビンディングと板が一体となったときにどうなのか?ということを複合的に考えることが大切です。
SPはその楽しさを教えてくれました。
あのs.labやteamのグニャグニャのハイバックは特にホワードリンの入れ具合を見つけたら素晴らしい乗り味になります。

板もわかりづらいけど、見た目ではわかりづらいエッジの調整で大きく変えることが可能です。板によって、乗る場所によって、体重や脚力によって、そのときのスキルによって、いろいろなことができます。

吊るしのままとは大きく大きく違います。

ブーツもそうです。

こないだBUBBLESも言ってました。
『極端な話しさー、どんな板でも乗れちゃうからね…』
そうなんです。
どんな板でもどんなチューンナップでも乗れちゃうんです。
でも快適に乗れるかってことです。
彼のオーダー、もう何年彼のチューンナップやってきただろう。
より早く滑る板やグリップする板は求めてないんです。

快適に滑れる板です。

スムーズに快適に安全に乗れる板に調整します。
ただ、いざというときに抜くことができ、入れることが出来ることが重要。

今年はだいぶスムーズなソールとエッジづくりが出来るようになってきたと思う。
自分のチューンナップ技術ということよりも、どうすれば良いかということが見えて来た感じです。
いろいろな板に乗ること、長くその板(モデル)に乗ることで理解度が深まって来ているのかな。
太朗さんが何年も前に言っていたことが少し理解出来たりとか。

怪我をして見えて来たものもたくさんたくさんあります。
今シーズンは、やっとそれを実行できるシーズンになりそうで楽しみです。
体も本当に良く動くようになって来ています。

明日は朝一だけ丸沼に滑りに行く予定です。

初滑り
※14〜15時には店に戻ります

背中の稼動域や骨盤の歪み、筋肉の付き方の変化や衰え、その時の体に合わせたアングル探し。
明日はそれを見つけに行く予定。

黄色のTT見たら声を掛けてくださいね。


左から、はるなベビマンはるなモーメンタムバブルスベビマンバブルスインディーバブルスマンタ、はるな父インフィニティー
チューン終えて昨日発送!

こしみず日記


トマムの荷物の用意をしようと店に向かっていたら、太朗さんからの電話。

その通りだと思いました。
ありがとうございました。

電話を切ったあと、千葉さんとの電話で久しぶりに泣いてしまった。
その気持ちがうれしく…
すみません。

そして、多くの人達に気を使わせてしまっていたことに反省しています。
みなさん、本当にいつもありがとうございます。

心より感謝しています。

もう少し、リハビリをしっかりしながら、脳内スノーボーディングし、次の向かうべきステージを模索します。

こしみず日記

photo:Kage

”ポイントKoshimizu”参りを終え、東山からアンヌプリへ移動。

ケイコちゃんとも合流し、バックパックを背負いゲレンデからのアクセスで遊べるところを流し、モイワへ滑り込む。
ゲートも開き、滑り込むときには 視界も良くなり青空や眩しい太陽も顔を出す。
雪は湿度含むけど、気温が低い状態で冷凍保存しているので、結晶同士が結合してなく板の下でニュルニュル 、ユキケムリが長く広く高く舞う。

そして、午後、後発組のakとよこちんが合流。そして、ナイター。もちろんO-Mくんのナビゲーション。

3日目、4日目は、パウダーカンパニーツアーをお願いしてあり、内容は”ゲレンデでもバックカントリーでも楽しい遊びをお願い”といったリクエスト。
天気もこの2日間は、荒れるという予報だった。
パウコムのガイドが朝まで悩みに悩み、初日の方がまだそこまでは荒れないだろうという判断でBCへ行こうと いうことに。

この日ガイドは、ガイドに山田誠(まこちゃん)、岡田”0-M”修、ヘルプでケイコちゃん、カメラマンkageくん、そしてゲスト宮下健一というメンバー。
モイワ行くと、風でリフト見合わせ中。。チセが動いているということで、 また移動。
自衛隊の練習と他が動いていないせいか、リフト待ちの大渋滞。

回数券を購入し、みんなで分け、スキー場トップへ。
ビーコンのチェックをして、kageくんのスタンバイしているポイントへ向かいそれぞれの思い描くラインで滑り込む。

スキー場の混雑が酷いのと、時間の経過とともに天候が悪くなるという予測のものニトヌプリへ行くことに。

1本滑り終え駐車場まで板を持って歩くだけで、腰から背中に痛みが出てきたので、自分は遠慮して休んでいると言うと、O-Mくんが『荷物持ちますよ!行きましょう!なんなら、小清水さんも担ぎますよっ!!』と、他のメンバーも無理せ行けるところまで行ってみましょうよ!と何度も何度も断っては見たものの、彼らの熱い思いと好意に動かされ、板をO-Mくんに担いでもらい、ニトヌプリに登りはじめた。

まるで、介護ヘルパー付きバックカントリースノーボーディングだ。
将来的には、こんな需要も出て来るようになるのかな。。。

みんなに先に歩いてもらい、O-MくんとKageくんとゆっくりゆっくり、出来るだけ背中に負荷を掛けないようにゆっくり登る。
みんなが待つTT沢の入り口までは行かず、Kageくんの撮影ポイントまで行き、そこから滑ろうとしていたけど、想像以上に身体が軽いので結局O-Mくんと上まで登ってしまった。
冬になるまでの間、ロードバイクでリハビリしていた効果なのか、体力的には先シーズンの怪我をする前よりもだいぶ上がっている よう感じた。
心肺機能も筋力も、疲れがほとんどない。

みんなが滑る準備が出来るまでに、自分も準備が完了。

photo:Kage

先ずは、ケンくんがTT160でTT沢に滑り込む。。続いて同じ160に乗るスパミ。。と、ひとりひとりガイドの支持に従い気持ちいいライン、いや悔しさも残るライディングでケンくんの待つセーフティーゾーンへ。
ガイドのO-Mくん、まこちゃんを残し、いよいよ小清水のドロップ。
十数人が滑った沢は、さすがにトラックだらけで、この体では…途中、Kageくんの支持通り沢から抜け、その奥を滑り降りた。
みんなの介護のもと、昨シーズンの白馬以来、1年ぶりのバックカントリーも滑ることができた。

みんなは、もう1本おかわり。
自分は、仕事で帰るケンくんの車に乗せてもらい宿へ。

4日目
朝、ふみふみにO-Mくんの車が横付け、東山へ 。
準備をしていると、まこちゃん、ケンくん、そして、玉井太朗 師匠が。
そして、途中から高久智基くんが合流。

GENTEMSTICKニセコ在住ライダーほぼ勢揃いという豪華なメンバー。
参加しているユーザーは、贅沢なその状況の嬉しさ以上に、ゴーグルの奥の目は緊張感が。

朝一は、風と視界の悪さが気になるなか、またポイントKoshimizuからのスタート。
ゴンドラ2本目、智基くんとも低速運転していたので、久しぶりにゆっくりといろいろな”話”もできた。
このリフトやゴンドラのなかでの話が、振り返るととても重要な時間となっているのだ。

2本目の途中、ゲレンデ圧雪バーンにでたとき、それまで真っ白で何も見えなかった状況から一変、あおぞらが来た。
太朗さんをはじめ、このメンバーがじっくり見ているなか、一人一人滑り降りるということに。
こんなのは、検定以上に緊張だろう。
課題もなにもない、ただそこの地形と板の性質、そしてそれをコントロールする自分に合ったラインを描くだけ。
それが、どれほど難しいことか。
そして、どれほど贅沢なことか。

スパミが滑り降りて行ったときの太朗さんの言葉。
『TTの理想的な滑りだ』

鬼頭春菜ちゃんが一瞬合流し、
休憩後は、ひらふエリアに 移動。

ひらふに着くころ、突然小清水の体が おかしくなった。
極度な疲労感と体の芯までの冷え が襲ってきた。
ひとりで先に、東山方面へ戻るが、上から下までそのほとんどを横滑りで降りた。

完全なオーバーワークだ。

その日の、ナイターは、ケンくんにアンヌプリに来てもらい、”TTのラインとは 、TTの乗り方とは”そんなことをしてもらうになっていた。
そして、そのあとは、メニューのリニューアル がされた玄天cafeでみんなでお食事の予定。

小清水は、ひとり、ふみふみのベッドのなか。

ケンくんナイターも良かったようだし、
cafeでも、太朗さんファミリーをはじめ、ライダーのみんなと楽しい時間を 過ごすことが出来たようだし、本当に良かった。

電話で、太朗さんが『そんなことで無理する必要なんかないよ』と言ってもらい、気持ちが楽になった。
本当にありがとうございました。

最終日、小清水は無理して滑ることはせず、鯉川温泉でゆっくり。
昼過ぎまで宿でゆっくりさせてもらい、GENTEMSTICKショールームにあいさつをして旅が終わる。

それにしても、動き過ぎてしまった。
たぶん、SEVのおかげだろう。
ニセコに出掛ける少し前に、やっと小走りや階段の上り下りが普通にできるようになったばかりだったのに。
怖いのが、オーバーワークです。
いつも、もしくはそれを少し上回るくらいであれば、問題ないけど、それを大きく上回る運動量もこなせてしまうのだ。
わっかっちゃいるけど、、、ねえ。
帰ってきてから10日 以上経つけど、背中の痛みと頭痛が断続的に続いている状態。
今日午後、どうにか痛みが 和らいで来たので、明日からは元気に来期の発注でもしましょうか。
来期のアークテリクス、パタゴニアの資料あります。
予約も受付していますので、興味がある方はご来店ください。

今回ご一緒したみなさん、ありがとうございました。
大切な時間を過ごすことができました。

本当にありがとうございました。

まだ、シーズン半ば、ご一緒出来なかった方々、これからのシーズン同じ時間を共有出来ることを楽しみにしてます。
これからもよろしくお願いします。

小清水純一

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