橋に近づくと、風に乗りあの音が…
Aくん:『おっ、あれか!店長が言ってた笛のおやじ』
橋の下には、また笛吹きおやじが素敵?な音を奏でてた。
腐れ縁のAくんと20年ぶりのサイクリング。
あの頃はMTBで荒川を走ったり、丘や階段などを走り下りたり遊んでた。
クレイグ・ケリーがMTBでスノーボードのトレーニングをしている映像を観て真似したりして。
ロードバイクで走ると、二人は一緒に遊んでいた20年の記憶を通り越し、お互いを知らなかった時代の少年期の記憶を蘇らせ、その頃と同じような風を感じていることに気づいた。
少年期の冒険心のような感覚を。
海から180㌔、海から185㌔…
標識をみていると、その先へ先へと走りたい気持ちが生まれて来る。
もうひとつ先の橋まで走ろうか?
いつかは海まで下ろうか?
雪解け水で量を増しているこの時期の利根川。
あの瀬の辺りでサクラ鱒が休んでいるんじゃないか?
もしかしたら、今見ているこの流れの一部を雪の結晶だった時に滑り触れたり、スプレーとしてまき散らしたりしたかも?
カナディアンで下ったらなにげに楽しいだろうな?
群馬県側を下り降りてくると、旧境町に整備された公園がある。
そこに集まる自転車乗りのおじさん連中がおもしろいのだ。
高価そうな自転車から改造ママチャリまでいろんな自転車に乗るおじさんたちが休憩している。
この日、そこに停めてあったのは1台のみだった。
でも、人は二人。
おじさんA:『こないださー、タイヤとウェア買ったら、四万円しちゃってよ、、どんな計算なんだかよー』
凄いマーケットが存在しているんだな。
完全に言いなり、買わされてる。
計算は自分でしなさいよ。
そんな自転車談義をしてると、仲間が次から次へやって来る。
おじさんB:『来たねー。あーおはよ、こいつぁさぁ、今日は走らねぇーんだとよ、忙しいからとかなんとかでよぉ』
そう、自転車持って来てないし、ましてや走る気もないのに、ここへやって来ているのだ。
用もなく、病院へ行き『おお、○○さん、元気そーだね』なんてやってる人たちとくらべれば、それは健康的で、見ていて楽しい。愉快だ。
天気さえ良ければ、店を開ける前にいつでもこんなことができるんだ。
数ヶ月後、あの輪の中に自分も入ってるかな?なんてな。
昨晩は、圭吾くんが遊びに来てくれて、ホイールの調整をしてくれた。フレームがしなやかでしっかりしてるから、スポークのテンションをもう少し張った方が良さそうだと。
ブレーキ、変速機のワイヤーのテンションの調整、サドルのテンションと位置の調整などなど、1ヶ月点検といったところでしょうか。
これでさらに走り易くなった。早くなった。
今朝、店の近所をローデット、オリジナルスケートのゲレンデ調査をしがてら、整備された自転車に股がり走って来た。良さそうなゲレンデもあったし、走りはかなり良くなった。
2010.05.29/Sat - 00:47|こしみず日記