こしみず日記

null
昨日は、10m08くんがSPの試乗をしたいとのことで、群馬のあるスキー場へと出掛けた。
毎シーズン何度も来ていたところだけど、今シーズンは雪が少なく今回が初だった。
ここのところ天気も良く雪も春雪になってくれたので、先日調合してもらったKashiwaxのKoshimix(春雪スペシャル)のテストをすることにした。
もともとTTにKoshimixAタイプを入れて行く予定だったけど、月曜日閉店後にROCKET FISHにBタイプ、MAGIC38にCを急いで入れて持って行った。
朝一の固いピステンに、先ずはTTの出動。
固くても奇麗なピステンをグリップさせてのフルカービング、やはりこの板は最高だ。壁は前日までに擦られたトラックによりガタガタでそれがカチカチに凍っている。さすがに緩むまでは侵入しないように待つことに。。。
ゴンドラで数本廻すと、雪は緩んできて楽しくなって来たが、春雪のストップがかかる状況にはなかなかならないのでワックステストもできない。
同行した10m08くんが、KWX-3に4を配合したワクシングなので、彼がストップするまでと思っていると、同じようなタイミングで前足の下辺りのソールに貼り付く感じが出て来たので板を替える。
2本目はROCKET FISH。
さっきまで、廻していたラインと同じように滑るが、壁ではスムーズにTTよりも高いところまで行っても失速しない。
緩斜面で失速していたところで逆に加速、10m08くんとかなりの差が出た。
コース脇の未圧雪のところでTTでは引っかかり上らなかったライン取りが楽にできる。
コース外の沢筋でもTTより高く走り失速なしでラインを繋いでいくことができ楽しい。
春雪でここまで走るのはかなり凄いと感じた。
そして、ラストはCが入っているMAGIC38。
Aより走ったが、Bのような軽快な感じが無い。
前足の下が少し引っかかるように感じるが、TTほどではない。
コース脇でも、ROCKETで問題なかったところで引っかかる。
null
ちょっとテストのために沢筋。
1本の先行者のトラックがあった。
前日に行ったナミパウの跡に違いない。
だろっ?
左から1本目:TT(A)で1発目のライン。
左から2本目:たぶん前日のナミパウTTにて?
左から3本目:TTにて2発目。
左から4本目:ROCKET FISH(B)にて、一番高いところまで上りその棚で横にラインを繋ぐことができた。
今度は、BをTTやMAGIC38にも仕込んで再テストをする必要がある。
今シーズンも5月末までは滑ることが出来るかな?
それまでいろいろと試してみよう。
もう少し走らない状況でテストしないとダメだ。
いや、3タイプ全てがそれなりに走っていて、10m08くんの仕込みも良かった証拠なのかも…
THE WALLでの結果も楽しみだ。
null
帰り道、なんとなく入った蕎麦屋。
ここはいつも通っている道だけど、この店には入ったことがなかった。
古い建物で味がある。
null
盛り付けも素敵。
添えてある梅の花が心を和ませてくれた。
蕎麦は地粉を使っているようで、さらっとしたのど越しは、春のスノーボードの帰りには最高のご馳走だ。
フキノトウの天ぷらとヨモギが少し入りきな粉がふりかけてある餅も素朴でおいしい。
寒い日には、鴨とねぎのつけ汁そばも食べてみたい。

こしみず日記

null
BUBBLESからTHE WALL 2009用のチューンナップ&ワクシングで預かって来た09-10 INDEPENDENTSTICK POOLDECK
WALL用にベースとサイドエッジのビベリングを終え、KASHIWAX1→KASHIWAX2→KASHIWAX3とベース作りも完了。
null
そして、柏崎さんに調合してもらったKOSHIMIXのCサンプルを入れることに。
さあ、来週の奥只見でどんだけ走ってくれるか?
THE WALL 2009に参加するRELAXのお客さん数人にAサンプルとBサンプルを塗って試してもらう予定。
誰のが走るかな???
それと、春はKL-101は忘れずに。
これだけで、なんでこんなに走るのか?

こしみず日記

null
丸沼でのGENTEMSTICK試乗会のときに、KASHIWAXの柏崎さんが来てくれたので、GENTEMSTICKのライダーとワックスについていろんな話をした。
多くのライダーをはじめ、自分たちスノーボーダーの悩みの共通点、
そう、この春雪の対策だ。
朝はガチガチ、日が昇り気温が上昇するとベチャベチャ、そして雪面の汚れや黄砂などなど。
これの打開策のワクシング方法を教えてもらった。
そして、そんな春雪用のワックスの開発までお願いしたのだ。
早速、本日そのサンプルが送られて来た。早い。。
サンプルA
サンプルB
サンプルC
の3種類の配合の違うWAX。
何をどうMIXしたのかは、あえて聞いてない。
試してどうだったか?それを試す為に調合してくれたWAX。
さて、どのMIXがどのように効果があるのか?
楽しみだ。
KASHIWAX KOSHIMIX。
柏崎さん、ありがとう。
バブルスのWALL用の板にはどれ仕込もうか?

こしみず日記

null
ニセコから来ていたGENTEMライダーのO-Mくんが、
「ここ良いグーフィーの波立ってるじゃないですかぁ〜」
どこ?
「あそこですよ…」
指差したところは、スノーボード禁止エリアのブルーコース。
そう、そこは小清水が1987年に初めてスノーボードで滑った思い出のコース。
null
初めて行われたGENTEMSTICKの関東エリアでの試乗会。
惜しくも、この週末、一つの時代も終わってしまった。。。
当時18歳、家に帰ると朝方までスケートボードで遊び、週末は海という生活をしていた高校時代。
その夏の終わりに高崎にスケートボードの店が出来たということで、スケート仲間と遊びに行った。
足も無い自分にオーナーがスノーボードに連れて行ってくれるというので、バイト代と父には内緒でと母からもらったお金を握りしめスノーボードとバインディング、そしてソレルを買った。
その後の自分の人生を大きく変えるきっかけとなった冬が始まった。
11月、当時オーナーが住んでいた本庄まで母に車で送ってもらった。
向かったスキー場は、丸沼高原スキー場。
シャレー丸沼の前にデリカを停めリフト券を買いブルーコースのリフトに乗る。
スキーもやったことがないので、リフトの乗り方も分からない。
上に着きスノーボードの滑り方とフォームを教わり滑り出す。
等圧で合板のスティック、キャンバーもなく後ろ足付近は急激なコンベックス形状。
真っすぐ滑ろうと思ってもエッジが噛まずテールが前になる、それをどうにかまたノーズを前に動かす。
どうにか滑る、いや降りることが出来た。
オーナーが、「小清水くん、うまいねー。もう滑れるからさぁー、他のコースに行こう」
オレをおいて現在のイエローコースの方へと降りて行ってしまった。
必死で追いかける、スピードがどんどん出る。
止まり方…教えてもらってない…怖い、怖い。
後ろ足を出してエッジを掛けようとしたが、そのまま逆エッジで斜面に叩き付けられ回転、転倒。
足首をやってしまった。
悔しい、やっとスノーボードやったのに、これで終了?痛みを堪えて少し滑ってしまった。
やがて痛みは大きくなり、ブーツを脱ごうとしても腫れ上がってしまい脱げない。
楽しかった。
悔しかった。
また滑りたい。
そのショップに通うようになり、スノーボードとスケートボードの友達がどんどん増えていった。
それがまた楽しい。
それまでの友達や仲間が出来る限られた世界から、広く大きな規模へと広がって行く楽しさ。
今の自分の”原点”がここから築かれていったのだ。
そう、その切っ掛けを作ってくれた”あの店”が先週末閉店してしまったのだ。
当時は、スケートボードもスノーボードも埼玉にも群馬にも売っている店は無かった。まして一緒に遊んでくれる人なんて。
あの時、あの時代、あのタイミングでスノーボード(当時はスノーサーフィンとも言われていた)に出会えて良かった。
滑り方も、遊び方も未知数だった時代。
スノーボードの本質、人によってはそんなことどうでも良いことかも知れないけど、
自分にしてみたら、これが一番大切なこと。
どんな時代が来ようとも、その本質からブレないように、この楽しい遊びを伝えて行こうと思う週末となった。
ありがとうございました。
null
帰りは、GENTEMチームとRELAXユーザーと一緒に、あの熱いお湯の加羅倉館へ。
当時、120号で沼田までの間にはほとんど温泉が無かった時代、冷えた体をいつもここで温めて帰った。
null
そして、夕飯は竹屋で釜飯。
nullnull
やっぱうまいよ。
nullnull
釜飯も、唐揚げも焼き鳥も。
残念なのは、つくねが無かったこと。
GENTEMチームのみんなもまた食べたいって笑顔でお別れ。
来年もまた釜飯目当てで丸沼試乗会やりそうだね。
みなさんお疲れさまでした。
あっ、GENTEMSTICKのオーダーお受けしています!

こしみず日記

null
今シーズン、ここへ来て冬型の予想図が出始めた。
今週も雪が続き、週末は良さそう。
7日後の予想天気図もこのとおり。
楽しい春がやって来る予感。

1 286 287 288 289 290 291 292 322

PAGE TOP